チャビコールフラグメントを基にした新規コラーゲン産生促進剤の開発
研究責任者 |
東 秀紀 大阪市立大学, 工学(系)研究科(研究院), 講師
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | タイショウガ由来のコラーゲン産生促進効果を示すACAの代謝産物であり、類似の活性を有するHPAの関連化合物として新たに7種の化合物を合成し、ヒト由来線維芽細胞に対するI型コラーゲン量を免疫染色法により評価した。その結果、全ての化合物について未処理の場合よりコラーゲン量は向上していたが、ACAやHPAより高活性な化合物を得ることはできなかった。そこでHPA自体の機能向上を試みた。HPAはACAと同様、難水溶性であるため、活性を維持しつつ、水に可溶なヒドロキシプロピル化β-シクロデキストリン(HPβ-CD)との複合体の作製を高速振動粉砕法により行った。その結果、HPβ-CDとほぼ1:1で、コラーゲン活性も有し、かつ水溶液中でも安定な水溶性複合体の作製に成功した。
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