燃料電池の高性能化に向けた光ファイバ型レーザ分光計測技術の開発
研究責任者 |
西田 耕介 京都工芸繊維大学, 大学院工芸科学研究科, 講師
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 固体高分子形燃料電池(PEFC)の高性能化を図るためには、PEFC内部の水分移動現象や反応メカニズムの基本的理解が必要不可欠となる。そこで本研究では、光ファイバを用いたキャビティ・リングダウン(CRD)分光法を応用することにより、燃料電池セル内の水蒸気濃度を高感度かつ高分解能で定量測定できる独自のレーザ吸収分光計測システムを構築し、発電モードPEFC内の水分濃度分布をin-situでモニタリングすることを目標とした。本年度の研究開発では、「光ファイバ型CRDレーザ吸収分光システム」を開発し、恒温恒湿器を用いた校正試験により、微量な水蒸気濃度を高速・高感度で測定することに成功した。今後は、上記で開発したCRD分光計測システムを実際の燃料電池に適用し、PEFCセル内の水分濃度計測に展開させる予定である。
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