超クリーン燃料製造のための新規硫化ルテニウム系脱硫触媒の開発
研究責任者 |
神田 康晴 室蘭工業大学, 工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 環境対策のため石油系燃料中の硫黄分のさらなる低減が必要であり、工業的に用いられているCoMo/Al2O3触媒よりも高活性な触媒の開発が望まれている。また、超深度脱硫を行うとオクタン価の高いオレフィンなどを同時に水素化してしまうため、燃料の品質が低下してしまう。したがって、新規の水素化脱硫(HDS)触媒に求められる性能としては高HDS活性かつ低水素化能がキーワードとなる。本課題では、硫化ルテニウム系触媒の調製法について詳細に検討し、著しく高いHDS活性かつ低水素化能が発現する条件を見出す。これによって、高性能な新規硫化ルテニウム系脱硫触媒を開発することを目的とした。
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