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牛肉の脂質評価装置の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 田中 等幸  岐阜県情報技術研究所, その他部局等, 研究員
研究期間 (年度) 2010
概要本研究は1可搬式の脂質評価装置の開発、2脂質分布と枝肉形質との相関分析、以上2テーマを目標とした。カメラと光源を含むドーム型筺体、光源コントローラおよび、制御PCによって構成される可搬式の脂質評価装置を試作した。装置の脂質推定精度を検証した結果、理化学的測定値との相関係数0.70推定誤差±2.45%の結果を得た。本装置を用いた計測によって、理化学測定値が同一の試料でも脂質割合の分布が異なることが明らかとなった。また、オレイン酸割合の分布から牛肉のおいしさに関係する多汁性や食感を推定できる可能性が示唆された。今後、装置の小型・軽量化と推定精度の向上を図ることによって、流通現場での利用や牛肉の質的向上のための測定ツールとしての利用が期待される。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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