電気防錆加工法の開発─加工水再生浄化と排水の評価・改良─
研究責任者 |
西川 尚宏 岩手大学, 工学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 従来、機械加工の現場では油剤・極圧添加剤・防錆剤・乳化剤等が含まれる加工液が使用されるが、廃液処理の際、焼却によるCO2発生など多大な環境負荷と処理費を強いられており、温室効果ガス25%削減等の環境規制圧力が高まる中、廃液を出さない・減少した機械加工法の開発が切望されている。本研究では加工液に水のみを使用し廃液処理を削減する電気防錆加工法システムを開発している。本申請研究では加工水再生循環時に再生量の増加と再生水・排水の汚染除去評価を実施した。当初目標の毎分5L以上の加工水再生量を実現し通常機械加工における必要量を達成した。今後、実用化に向け実際の工作機に導入した試験開発を検討している。
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