指先触覚による認知症早期診断装置の試作と臨床確認実験
研究責任者 |
呉 景龍 岡山大学, 自然科学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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概要 | 近年、認知症患者が急増し社会問題になっている。認知症は高次脳機能障害であり、「見えない障害」と言われて、早期診断方法がまだ確立されていないのが現状である。申請者らは、認知実験、脳波とfMRI脳画像などの認知脳科学の基礎研究を積み重ねて、世界で初めて触覚による角度弁別実験で健常高齢者と認知症患者の間に顕著な差を発見し、触覚による認知症早期診断法を提案した。本申請は、これらの研究成果に基づいて指先触覚による認知症早期診断装置を試作し、臨床確認実験を実施した。本課題終了後には装置を改良し、大規模の臨床実験を通じて認知症早期診断法の確立を目指す。
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