発育鶏卵を用いた血管新生阻害性放射線増感剤のin vivo評価法の開発
研究責任者 |
宇都 義浩 徳島大学, 大学院ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本申請課題は、安価でジェネティック制御下にあるため個体差・実験誤差が小さく、マウスやラットに比べて倫理的問題が非常に少なく、逃亡の危険性がないため動物舎等の特別な施設を必要としない個体である発育鶏卵を用いて、血管新生阻害作用を介して放射線治療効果を増強する新規化合物に対する簡便かつ迅速で汎用性の高いin vivoスクリーニング系を構築することが目標である。達成度は、腫瘍移植鶏卵の作成と腫瘍移植鶏卵を用いた腫瘍血管新生の定量に成功したが放射線併用実験は実施できなかったことから80%とした。今後の展開として、X線CTによる非破壊的な活性評価技術を利用し、ハイスループットスクリーニングが可能な動物実験として開発する。
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