内肛門括約筋切除術(ISR)後の肛門括約筋再生に関する研究
研究責任者 |
中村 達雄 京都大学, 再生医科学研究所, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 直腸癌に対する肛門温存手術では、時に日常生活に支障を与える肛門機能障害が生じる。この肛門機能障害を補填することを念頭に、犬の肛門括約筋切除モデルに対して肛門内圧を改善させる研究を施行した。犬の脂肪組織(大網)を利用して精製したAdipose-derivedstromal cells (ASCs)とコラーゲンスポンジ(5%濃度)を使用した。犬の肛門括約筋領域において組織再生を認め、肛門内圧を平均で9mmHg上昇させることが出来た。圧力のかかる場所では、足場となる素材が圧に耐えられないことが多いが、コラーゲンスポンジの濃度を上げて強度を高めたことで、肛門でも組織再生が可能であったと考えられる。
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