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遺伝子組換えトラップ作物の創生によるネコブセンチュウ防除法の確立

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 河野 強  鳥取大学, 農学部, 教授
研究期間 (年度) 2010 – 2011
概要ネコブセンチュウによる世界的な農作物被害は年間約8兆円にのぼる。最も有効な防除法である土壌燻蒸は、環境汚染・労働衛生上の観点から世界的に使用を削減・中止する方向である。本研究では、低コスト・軽労力に加え「安全で環境やさしい」ネコブセンチュウ防除法の開発を指向し、「植物農薬」の開発を行う。本研究ではネコブセンチュウのトマトに対する嗜好性を利用する。RNA干渉能(遺伝子特異的機能抑制)を付与したトマト(トラップ作物)を作出し、根に侵入したネコブセンチュウの増殖を阻害し、一網打尽にする。現在、RNA干渉能を付与した遺伝子組換えトマトの作出を終え、ネコブセンチュウを感染させている。最もRNA干渉能(センチュウ増殖抑制)の高い遺伝子組換えトマトをポット試験により選別し、圃場試験へ移行する予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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