脂肪組織の生理機能の画像化を目指した生体イメージング法の開発と診断への応用
研究責任者 |
井原 勇人 浜松医科大学, 医学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 糖・脂質代謝異常やインスリン抵抗性と関連する内臓脂肪細胞での悪玉アディポカイン遺伝子発現増強を指標として、脂肪組織の質的な変化を生体光イメージング法で定量的に解析する事が可能であるかを検証した。 悪玉アディポカインの代表例であるPAI-1/ルシフェラーゼ遺伝子導入脂肪細胞をヌードマウスに移植し、生体内光イメージング画像解析装置を用いて定量的に解析した。移植細胞数と発光シグナルの定量的関係や脂肪細胞分化刺激に対する応答性が確認できたものの、メタボリック症候群発症過程を想定した長期にわたる飼育により光シグナルの発現増強は確認できなかった。この目的のためには、悪玉アディポカイン遺伝子レポーター・トランスジェニック肥満マウスを用いた解析が有用であると考えられた。
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