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養殖場におけるマスの孵化を目的とした環境調和型新規魚卵消毒剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 今村 信孝  立命館大学, 薬学部, 教授
研究期間 (年度) 2010
概要淡水養殖場で問題となる魚卵へのミズカビ感染防止を目的に、選択的抗ミズカビ物質オリダマイシンの開発を目指して検討を行った。魚卵での感染予防実験を行い、モロコ卵を用いて感染予防効果があることが認められた。特にミズカビ菌糸の成長を強く阻害し、その効果は長年用いられたマラカイトグリーンよりも強力かつ持続的であった。オリダマイシン生産量向上のため、変異株の取得を検討し3、4倍の力価上昇が認められた。また、高生産培養に不可欠な合成培地の作成が可能なことが分かった。魚卵を用いて効果が認められたこと、高生産培養展開への下地ができたことから、ほぼ、目標に達成できたものと考えられる。今後、他剤との組み合わせなども視野に入れて、実用化を図りたい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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