研究責任者 |
田中 克彦 立命館大学, 総合理工学研究機構, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究の目的は、開腹手術に適した操作性の良い小型の穿刺用超音波探触子を開発することである。中央に穿刺用の貫通孔を有し、その外周にリング状の穿刺針検出用素子、さらにその外周に患部観察用の1次元リングアレイ状素子を配置した円筒型探触子(外形φ20 mm、高さ20 mm、周波数7 MHz)を設計・試作した。検出原理をシミュレーションで確認した。ブタの肝臓を用いて試作探触子の評価を行った。穿刺針先端位置と針周囲の肝臓のAモードとBモード画像表示を行い、針と患部の両者を同時に高いS/N比で観測できた。人体への応用の可能性が得られたので、今後患部観察用素子を2次元アレイ化して、患部画像の高精細化を進める。
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