ミトコンドリア特異的光制御型NO発生試薬セットの開発
研究責任者 |
中川 秀彦 名古屋市立大学, 薬学研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | ミトコンドリア特異的光制御型NOドナー試薬の実用化のため、(1)開発化合物が培養細胞系で光制御NOドナーとして機能する標準条件を決定すること、(2)本化合物からのNO放出による生物学的応答を示すこと、を目標として研究を行った。制御光(300-350nm)を1mW/cm2(320nm)で10分間照射する標準条件を決定し、化合物の光制御によりNO依存性細胞死誘導を引き起こすことをデモンストレーションし、当初設定した目標を達成した。今後、化合物とその使用条件を含むプロトコルを明確に示すことで、ミトコンドリア特異的に任意のタイミングでNO投与することが可能な試薬セットへと展開することが期待できる。
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