研究責任者 |
清水 克彦 鳥取大学, 産学・地域連携推進機構, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2010
|
概要 | シリコンバイオミネラリゼーションに関わるタンパク質シリカテインは、シリコン材料の新規製造プロセス創出など産業上有用であると期待されているが、生体内で自己集合的にフィラメントを形成するように水溶性に乏しいため、産業利用に向けた研究開発がすすんでいない。本課題では構造解析によりシリカテインの不溶化要因を推定し、変異体を作製して不溶化要因の除去を確認することを目標とした。円偏光二色性解析とアミノ酸配列解析の結果、分子表面の疎水性が不溶化要因であると推定された。また、組換えシリカテインおよびその変異体を発現させることに成功した。今後は水溶性シリカテイン変異体作製技術を確立して産業利用に向けた研究開発を行うこととする。
|