食品微生物機能を改善する大豆由来機能性ペプチドの開発
  
  
  
 
  
  
   
    
    
    
    
      
        
      
      
        
          | 研究責任者 | 
          
          井沢 真吾  京都工芸繊維大学, 大学院工芸科学研究科, 准教授
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     | 研究期間 (年度) | 
     
      2010
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    | 概要 | 本研究開発では、酵母に冷凍耐性を付与する機能性ペプチド、および中性脂質蓄積を抑制する機能性ペプチドを大豆ペプチドから単離・同定することに取り組んだ。当初、単一のペプチドの働きによる冷凍耐性の賦与および中性脂質蓄積抑制を想定していたが、ペプチドの分画を進める中で、それぞれの効果には複数のペプチドが協調的に作用することが必要であることが明らかとなった。そのため、本事業期間内で機能性ペプチドの同定を完了するにいたらなかった。一方、想定される機能性ペプチドを酵母細胞内に取り込む経路について新しい知見を得ることに成功した。出芽酵母は複数のペプチドトランスポーターを持つが、今回、これまで機能が不明であったある遺伝子がコードする膜タンパク質が大豆ペプチドの取り込みおよび冷凍耐性賦与と中性脂質蓄積抑制に重要であることを見出した。
    
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