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汎用な電解液中での陽極酸化法によるバルブ金属の自己組織化構造の精密制御

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 酒巻 健司  福島工業高等専門学校, その他部局等, 准教授
研究期間 (年度) 2010
概要ハロゲンフリーの汎用な電解溶液中での陽極酸化法により、Ti金属上に自己組織化ホールアレイナノ構造体(50~200 nmの多孔質構造)が短時間で構築され、単年度での到達目標を達成した。室温で形成されたホールアレイナノ構造体はアナタース型酸化チタンで、大気中での低温焼成により、構造を保持した結晶性の向上が見出された。電解液量や処理前のTi表面形状、表面積、電極間距離等の制御が安全・簡易にできる電解セルの開発により、トップダウン的にナノホールアレイ構造体が試料全体に均一に形成されることから、ナノ機能がバルク性能にわたるスケールメリットの実用性を示した。さらに、Fe金属上にも、自己組織化ホールアレイや可視光応答型ヘマタイト構造の構築を実証した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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