難分解性医薬品類で汚染された下水の光触媒併用型マイクロバブル法による浄化技術の開発
研究責任者 |
村上 能規 長岡工業高等専門学校, その他部局等, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2010
|
概要 | 医薬品は人間には欠かすことのできないものである。しかし、これらが不用意に病院等で廃棄された場合、生体への作用を持つ特性が故に、下水処理場においても分解されないまま河川に放流され、生物濃縮を受けた結果、環境破壊を起こす可能性がある。しかし、その廃棄量は微量であるため、通常の下水処理のように濃縮後、化学および 微生物処理をするのが非常に難しい。本課題においては直径が10μm以下のマイクロバブル(気泡)と酸化チタン光触媒を併用することで、マイクロバブルと光触媒の相補効果を誘 起し、完全分解能力を持ち、かつ、安価で維持費のかからない医薬品類を含む汚染水処理技術の開発を目指した。
|