非生理的環境下で利用可能な酵素―無機層状物質複合体の開発
研究責任者 |
鎌田 海 長崎大学, 工学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 無機層状物質層間への固定により物理・化学的に不安定な酵素分子の非生理的環境における耐久性向上を目指した。ホスト層として鉄チタン酸、ゲスト酵素としてペルオキシダーゼを用い、液相中で両者を混合することで酵素―鉄チタン酸複合体が生成した。層間に固定化されたペルオキシダーゼの耐紫外線安定性はホスト層の遮蔽効果により劇的に改善された。また、強磁性鉄チタン酸の磁化率は還元処理により増加し、生体分子固定化磁気ビーズに類似した磁気的応用可能なホスト層が得られた。今後、耐熱性あるいは耐溶媒性など種々の非生理的環境における酵素安定性を多面的に評価し、合成物の工業的利用価値の向上を図る。
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