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酵母と乳酸菌の複合バイオフィルムを利用した無殺菌エタノール発酵

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 森永 康  日本大学, 生物資源科学部, 教授
研究期間 (年度) 2010
概要本課題では、乳酸菌と酵母が形成する複合バイオフィルム(以下複合BF)を利用したエタノール連続発酵法の開発を目指した。新規乳酸菌を酵母と共存させて固体表面に形成させた複合BFを利用した小型バイオリアクターを開発し、エタノール発酵を行った結果、少なくとも10日間にわたって安定的連続発酵が可能で、酵母の単独培養系に比べ原料糖のエタノールへの変換率は同等で、発酵成績の安定性が高いという優位性が確認された。また、今後リアクターの改良によって長期連続発酵が可能なことが示めされた。加えて、乳酸菌の共存でモデル汚染菌(大腸菌、枯草菌)を排除可能なことが確認され、無殺菌連続発酵の可能性がみいだされた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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