境界要素法による大規模高速音響設計感度解析システムの開発
研究責任者 |
松本 敏郎 名古屋大学, 工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究では、騒音解析において音場中の音圧や粒子速度が、音場の形状を定義するパラメータを変化させたときの変化率(感度)を、大規模な問題に対して高速に計算するための理論とソフトウェアの開発を目標とした。すなわち、騒音共感度解析に用いる音圧と粒子速度の設計変数に関する感度を関係づける境界積分方程式とその基本解の多重極展開式を用いた高速計算アルゴリズム、および感度解析ソフトウェアを開発した。開発したソフトウェアは、大規模な音響感度解析においても高速性能が得られた。今後は、本理論とソフトウェアを発展させて、音場内の一定の領域で騒音軽減を図る最適な音場形状やそのトポロジーを求める方法に迅速に応用する。
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