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室温で機能する高速で高効率な酸素吸着・分離剤および酸素活性化剤開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 黒田 泰重  岡山大学, 自然科学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2010
概要室温で、迅速に酸素分子を吸着できる物質はほとんど存在しない。本研究では室温で迅速に酸素分子を吸着できる物質の開発・デザインを行うことを目的とした。本系では銅イオン交換ゼオライトを吸着剤として用いた。酸素の室温での迅速な吸着現象および吸着酸素種を利用した有機気体の活性化の検討を行った。本物質は室温で酸素の吸着および活性化について十分機能することを明らかにした。さらに、この物質の特性を利用し、光活性化などのプロセスを経ることによって、不均一系の酸化触媒開発への研究展開も行った。今後は生成物の詳細な確認と他の有機物の酸化反応への適用をめざして研究を展開していく。これらの特性を利用すれば、酸素の分離剤、気体の高純度化、断熱材などとしての利用はもちろん酸化触媒としての可能性についても期待できるので、室温で機能する高速で高効率な酸素吸着・分離剤および酸素活性化剤への応用展開も可能であると判断する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-03-29  

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