1. 前のページに戻る

漆への超微粒子配合による硬度および耐光性向上に関する研究

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 梶井 紀孝  石川県工業試験場, 繊維生活部, 専門研究員
研究期間 (年度) 2010
概要ナノオーダーの無機物粒子(粉)を漆(液)に分散良く混練する技術を基礎として、さらに複数種類の超微粒子を組み合わせることにより、従来の黒漆と比べて、漆塗膜を硬さ1.2倍、耐光性と耐摩耗性1.5倍(変化値が2/3)の性能向上を目標とした家具・内装材用漆の研究を行った。 研究の結果、従来の黒漆塗膜と比較して、ダイナミック硬度1.6倍、耐光性試験288時間での黒味の変化を1/2に低減した性能を有する漆(液)作製条件を見出すことができた。 今後は本研究データを基に、漆の製品利用に向けて、最適な漆塗装工程法の開発を目的とした企業との共同研究体制整備を図る。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst