研究責任者 |
田中 憲一 札幌医科大学, 医療人育成センター, 講師
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 癌の密封小線源治療において線源刺入作業中に同時に線源強度(放射能)を測定する手法を開発する。現在行われている刺入前の強度測定に比べ、本手法はマンパワーを大幅に節約でき、また刺入前測定で盲点となる測定後の線源取り違えを防げる長所がある。本課題の目標は、線源挿入用のガイド針の位置による変化と遮蔽に対し補正した後の評価精度が10%以下になるような測定系を決める事であった。成果として、大寸法のプラスチックシンチレータ検出器で短時間測定をすることにより、治療で想定すべき最大20cm/sまでの速さで移動する線源の強度が10%以内の精度で評価できることを明らかにした。
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