広域測定に対応した大気汚染ガス濃度監視システムの実用化に関する研究
研究責任者 |
由井 四海 富山高等専門学校, その他部局等, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 光源と観測点との間が約2~3kmの長光路で、大気汚染物質である窒素酸化物、硫黄酸化物、オゾンを数ppbレベルでの測定できる技術を確立し、平均濃度の連続計測できる技術を目標とした。要素技術として、航空障害灯を光源とする方式と別光源を利用する方式の双方に対応できる受光測器、別光源、振動対策のための調整機構を開発した。受光測器を用いて2.7kmの区間における二酸化窒素を検出限界5ppbで測定することが確認され、調整機構では連続して光軸調整を行うことができた。今後の展開としては、要素技術をすべて組み合わせたシステムによる大気汚染ガスの連続測定や応用として本方式を燃焼プロセスなどの産業分野で制御系に組み込むことなどが挙げられる。
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