研究責任者 |
塚田 晃司 和歌山大学, システム工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 災害時孤立集落を対象とした非常時通信手段として、上空を飛行する消防、自衛隊などのヘリコプターに対する多色LEDの発光色の変化を用いた通信システムを提案し、伝送速度・認識率の改善に取組んだ。本課題では、発光色判定手法に学習機械SVMを適用し、外乱光なしでは従来方式と同程度の認識率、外乱光ありでは従来方式と比べて認識率の向上を達成した。また、伝送速度は受信側の処理能力に強く依存することが実験結果より推測でき、処理量削減などによる高速化の目途がたった。今後は、機材の低価格化を見据えて共同研究企業の模索をすすめていく。光タグ、カラータグの分野にも適用できると考えられるので、防災分野以外の適用先も検討する。
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