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固定化オキソ金属触媒の実用化と酵素触媒動的光学分割

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 赤井 周司  静岡県立大学, 薬学部, 教授
研究期間 (年度) 2010
概要本試験では、アリルアルコールの水酸基1,3-転位反応とラセミ化を高速に進行させる固定化オキソ金属触媒の高活性化、並びに本触媒と加水分解酵素リパーゼとの併用によるアリルアルコールの動的光学分割法の効率改善を目標に研究を行った。その結果、本触媒の構造を明らかにし、また、触媒量0.01当量で従来法よりも優れた収率、光学純度を得ることに成功し、目標の一つを達成した。この成果は、医農薬、香料などの合成中間体として重要な光学活性アリルエステルを入手容易な原料から短工程、高収率で合成することを可能にする。現在、工業化への応用展開を目指して、触媒合成のスケールアップ、触媒の回収再利用などの研究を継続して行っている。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-01-10  

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