触視覚ディスプレイによるデジタルサイネージの実用化に向けた検証
研究責任者 |
串山 久美子 首都大学東京, システムデザイン学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | デジタルサイネージ(電子看板)とは、表示と通信にデジタル技術を活用して平面ディスプレイなどによって映像や情報を表示する広告媒体である。従来技術である視覚のディスプレイに対し、本技術では、表示部材の表示面を触ることによって、視覚情報に適した冷温覚触表示などの触覚表示を視覚と同一箇所に表現を感受することができるディスプレイ装置を提供できる。今回の検証により、観客の目を引き、視覚効果だけでなく触ることによる体験できる新しいディスプレイとして楽しみを共有できる可能性を提示できた。特に視線計測や生体情報、アンケートによる有効性など人間工学的なデータ収集と実用化ソフトウエアの開発が成功したことで、デジタルサイネージとしてより実社会へ向けた実用化の検討を図ることができた。今後の展開として、具体的な広告の表示など商業展示への実践や、福祉利用へ発展させたい。
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