1. 前のページに戻る

医療・生体イメージ応用を目指した近赤外広帯域光源の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 尾崎 信彦  和歌山大学, システム工学部, 准教授
研究期間 (年度) 2010
概要医療・生体イメージング技術であるOCT(光コヒーレンストモグラフィー)の高性能化に寄与する近赤外波長の広帯域光源を、半導体量子ドット(QD)を用いて実現することを目標とした。我々が独自に開発してきた、選択領域・選択波長成長技術を用いたInAs-QDの成長により、中心波長が異なる4種類のQDをモノリシックに成長させることに成功した。発光波長1.3μm帯において中心波長が40nmずつ均等にシフトされた4色のQDにより、基底準位間(GS)発光のみで帯域約160nmを得た。強励起下では励起準位間(ES)発光が寄与するため、SLD素子においては帯域200~300nmが期待できる。この結果から、分解能数μm程度の高解像度OCTに資する光源が開発可能であることが示された。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst