研究責任者 |
櫻井 孝司 浜松医科大学, 学内共同利用施設等, 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 寄生虫、特にヒト蟯虫(ギョウチュウ、Enterobius vermicularis)に対する罹患の判定には、検査用粘着フィルムにおける卵を顕微鏡で鑑別する手法が採用されている。従来法で卵の有無は形状から鑑別されてきたが、ギョウチュウ卵が有する蛍光特性を利用することで蛍光強度値からのより簡便な判定・鑑別が可能である。直径役3cmの被検査領域における卵の蛍光を高S/N比でかつ特異的に検出するためのマクロ蛍光観察装置を構築した。開発した光学仕様を、簡便で迅速な一時選別を可能とする方法または装置のコア装置として技術移転することで、検査時間の短縮化、自動化、省力化へ展開する。
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