グループコミュニケーションを支援する複数ロボット車椅子システム
研究責任者 |
小林 貴訓 埼玉大学, 理工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 車椅子利用者が同伴者と一緒に出かけるとき、車椅子が、まるで利用者が操作しているかのように、横に並んで同伴者に自動的に追従すれば、車椅子を操作する精神的、身体的負担を軽減できる。一方、介護施設などの現場では、介護者の不足から、一人の介護者が複数の車椅子を移動させている。そこで、本研究では、一人の同伴者に対して複数の車椅子が協調的に追従し、相互の会話状況に応じて位置関係を柔軟に変化させることで、同伴者と車椅子利用者がグループで会話しながら移動できるシステムの基礎的検討を行った。具体的には、複数の車椅子が互いの位置関係を把握できるようにし、適切な位置関係で一人の同伴者に追従できる枠組みを構築した。
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