研究責任者 |
牧野 利明 名古屋市立大学, 薬学研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 難水溶性の機能性成分を配糖化することにより水溶化し、消化管吸収を改善することを目標とした研究開発を行った。ケルセチンについては、これまで消化管吸収改善に成功した3位の水酸基への配糖化に加えて、その他の複数の水酸基へ同時に配糖化して水溶性を高めることに成功し、特にそのうちの一つは新規化合物であった。また、クルクミンについては、配糖化することにより水溶性を高めることに成功したが、クルクミン自体の不安定さのために消化管吸収を改善することは出来なかった。今後の展開として、新規ケルセチン配糖体の消化管吸収の評価と、クルクミンを摂取した際の安定代謝物に対する配糖化する試みを行う予定である。
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