毛の発育を規定する新規蛋白質の機能特性の解明と応用
研究責任者 |
山手 丈至 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 円形脱毛症などの毛の発育異常の病態の全貌は、毛の形成に係る因子が複雑であるが故に、未だ十分には解明されていない。研究責任者は、ラットの体性幹細胞を抗原として作出した抗体A3が毛芽細胞を特異的に識別することを見出した。そこで、本研究では、ラットの胎児・新生児の発育段階の毛、成体の毛、さらには病的な毛を用いて、A3認識毛芽細胞の出現を、体性幹細胞との関連で解析するとともに、 A3が認識する新規蛋白質の機能特性を、ヒトとの相同性を含め、解析する。さらに、毛の病態の基礎研究に応用できるツールとしての有用性を探索することすることを目的とした。この課題は、毛の発育や病態の解明を目指した基盤研究に繋がる。
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