研究責任者 |
山田 誠 函館工業高等専門学校, その他部局等, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究では、5軸制御工作機械を用いて、加工性の良い工具姿勢を選択することにより高品質・高速加工を実現できることを検証することを目的とした。昨年度導入した5軸制御高速マシニングセンタを用いて、高速回転・高速送りにおいて、ボールエンドミルにより円筒面加工を行い、その加工状況、加工面観察による検証を行った。その結果、仕上げ加工において、有効な工具姿勢を用いた3+2軸制御加工による高品質・高速加工を確認することができた。また、切り込み量の少ない仕上げ加工において、同一工具姿勢を維持しながら加工を行う、同時5軸制御加工の有効性も確認することができた。今後、有効な工具姿勢の決定方法を確立し、複雑形状物への対応が課題となる。
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