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生体由来抗酸化物質の抗ウイルス活性評価に関する研究

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 小原 恭子  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授
研究期間 (年度) 2010
概要フランス産松の樹液に由来するピクノジュノールの抗C型肝炎ウイルス(HCV)効果を評価した。ピクノジュノールのHCV1b型への複製抑制効果のIC50は、6-10μg/mL,2a型に対しては40μg/mLであった。また、HCV感染細胞(2a型)へのIC50は約5μg/mLで、細胞内より細胞上清中でより強い抗ウイルス活性を示した。インターフェロン(IFN)に対しピクノジュノールは強い相乗効果を示し、IFNとリバビリンに対しては相加効果を示した。ピクノジュノールの主成分であるプロシアニジンの抗HCV活性のIC50は100μMであり、IFN, Ribに併用効果を示した。試験管内においてピクノジュノールの強い抗HCV活性が認めらており、今後ヒト肝臓キメラマウス感染系等でさらに抗ウイルス活性の詳細な検討が必要と考えられる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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