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Heme oxygenase-1高発現マクロファージを用いた腸管炎症制御

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 高木 智久  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師
研究期間 (年度) 2010
概要本研究開発の全体計画は右記の通りである。炎症腸管粘膜ではHeme oxygenase-1 (HO-1)が発現誘導され、抗炎症効果を発揮しているという先行研究の結果を背景に、本研究開発ではHO-1高発現マクロファージ(Mps)の炎症抑制作用を検証し、HO-1高発現Mps移入による腸管炎症制御を目指した。HO-1発現を抑制的に制御する転写因子であるBach1を欠損させたマウスから抽出された腹腔Mpsは、HO-1を高発現し、強力な抗炎症機能を有することを明らかにし、このHO-1高発現Mpsを移入することによりマウス実験腸炎モデルであるトリニトロベンゼン惹起性大腸炎の発症・進展が抑制されることを明らかにした。今後、ヒト臨床への応用を視野に入れ、他の腸炎モデルでの検証を進め、HO-1高発現マクロファージによる抗炎症機序に関する分子機構の解明を進める。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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