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神経系に作用するポリ環状エーテル化合物の実用的合成研究

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 森 裕二  名城大学, 薬学部, 教授
研究期間 (年度) 2010
概要シガテラ中毒の原因毒の一つとして考えられているポリ環状エーテル神経毒ガンビエロール(1)は有毒渦鞭毛藻から単離構造決定された8環性のポリ環状エーテルで強力なマウス致死毒性を示し、ブレベトキシンの電位依存性ナトリウムイオンチャネルへの結合を競争阻害することが示唆されている。本研究では神経系に作用するガンビエロールが創薬研究のシーズになる可能性を秘めていることから、その化学合成研究を実施した。既に合成済みのABCDフラグメント2にスルホニル基が置換したオキシラニルリチウム3および4を合成ブロックとして用い、順次連結後エーテル環を構築する手法を繰り返し、最後に5との鈴木カップリングによりトリエン側鎖を構築してガンビエロール(1)の全合成を達成した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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