市販の光学顕微鏡に搭載可能な高圧力チャンバーの開発
研究責任者 |
西山 雅祥 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | タンパク質は、周囲を取り巻く水分子との相互作用することで、高次構造を形成し、酵素活性をはじめとする生物らしい機能を発現させている。本研究課題では、タンパク質と水との相互作用を高圧力技術で変調し、その構造変化がもたらすタンパク質間相互作用やタンパク質と薬剤との結合力などを高感度で検出できる新しい分析技術の開発に取り組んだ。高圧力下で引き起こされる構造変化や結合力の変化を簡便に、かつ、高感度で検出できるように、市販の光学顕微鏡に搭載できる高圧力チャンバーを開発した。耐圧性能重視型、および、開口数を拡げた感度重視型のチャンバーを開発し、それぞれ、光学顕微鏡と組み合わせることで、高圧力下での顕微観察を行えることを実証できた。
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