多点計測用光ファイバー歪み・振動センシングシステム
研究責任者 |
和田 健司 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | ピコ秒パルス光源かつピコ秒時間ゲート付き光検出器として動作する分布帰還型半導体レーザーと、偏波保持軸の直交する偏波保持ファイバを2本接続した光ファイバセンサを組み合わせたシステムを構築し、歪み・振動の多点センシングの実現をめざした。光源と光検出器を一体化した半導体レーザーについては、ピコ秒時間ゲート特性が安定的に得られ、変調周波数を変化させることにより、特定の位置からの光信号を分離抽出できることを確認した。一方、光ファイバセンサについては、縦列接続による光損失の影響から検出される信号対雑音比が小さくなり、一定の感度を保ちつつ多点計測することが困難となった。今後、光利用効率の高い構成への変更が望まれる。
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