水熱ホットプレス法を応用した生体近似骨の顎骨再建への応用
研究責任者 |
山田 朋弘 高知大学, 臨床医学部門, 講師
|
研究期間 (年度) |
2010 – 2011
|
概要 | 水熱ホットプレス法は、試料粉末の大きさ、処理時間、温度、圧力を変化させることにより、得られる固化体の密度、開気孔率、気孔径、さらには機械的強度を変化させることができる利点を有する。これらの特徴を有する人工骨製造法は他に報告がなく、優れた新規性および先行人工骨に対する優位性を有するものと思われる。本研究では、高温焼結で作製したアパタイトを比較対象として、水熱ホットプレス法を用いたアパタイトの生体親和性を評価するために、これらの基質上でのマウス骨芽細胞様株化細胞(MC3T3E1)の培養実験を行った。その結果、水熱ホットプレス法では水酸アパタイト(HAP)やカルシウム欠損型アパタイト(CDHAP)より炭酸含有アパタイト(CHAP)の方が高い生体親和性を有することが示された。
|