バイオジーゼル燃料製造過程から副生するグリセリンの精製とエネルギー化
研究責任者 |
前田 泰昭 大阪府立大学, 公私立大学の部局等, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | アセトンを添加した共溶媒法により、石鹸混入の極めて少ないグリセリンを得ることができた。このグリセリンを2.45GHzのマイクロ波を照射して加熱し、99.5%以上の純度のグリセリンを得ることができた。マイクロ波加熱の消費エネルギーは通常の電熱器による加熱の約1/5であった。マイクロ波加熱精製で得られたグリセリンを燃料とした燃料電池を白金触媒を用いて組み立て、その電流値を測定した。メタノールと比較して電流値は約3倍で、より高出力の燃料電池が構築できる可能性が示された。さらにパラジウム微粒子を触媒として燃料電池の構築を図った。微粒子触媒の安定性がまだ十分でなく更なる工夫が必要である。
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