研究責任者 |
古川 克子 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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概要 | 再生血管の開発が望まれるなか、先行研究において培地の流れを利用し細胞へせん断力や圧力を負荷することで、血管組織の構築が促進されることがわかっている。現在までに、生体内に近い環境が再現可能な血管培養装置が開発されているが、それらの多くが流れを制御するため複雑な系となっていた。本研究では、装置の簡便化を図り培地を往復させながら、細胞へせん断力や圧力の複合的な物理刺激が負荷できる再生血管培養装置を新規に開発した。今後、心筋梗塞や脳梗塞の治療手段として再生血管の構築を行う際の工学的なツールとして汎用性の高い工学技術に発展しうると考えられた。
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