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末梢血遺伝子発現プロフィールを利用した慢性腎臓病における動脈硬化進展予測法

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 上村 史朗  奈良県立医科大学, 医学部, 准教授
研究期間 (年度) 2010 – 2011
概要本研究では慢性腎臓病患者を対象として、動脈硬化の重症度および遠隔期における重症化の危険性を末梢血遺伝子発現プロフィールを用いて評価できる臨床検査法を確立することを目的とした。申請者らの過去の知見に基づいて健常者末梢血単核球をFlt-1受容体をリガンドの胎盤成長因子で刺激したところ、刺激後の単核球では複数の遺伝子発現が亢進した。候補遺伝子のRT-PCRによる検討ではMCP-1、ICAM-1、CX3CR1が腎機能低下例で高発現していた。ベースラインの遺伝子発現パターンと、登録されている491例の3年間の臨床的予後との関連性を調査した。今回の検討では、MCP-1が長期予後との間に弱い相関関係を示したが、予後を的確に予測できる組み合わせを確定することが困難であった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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