新規PPARγアゴニストの抗ガン剤としての有用性検証
研究責任者 |
永尾 雅哉 京都大学, 生命科学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 申請者はPPARγアンタゴニストGW6662と共存させると、PPARγアゴニスト様活性を発揮して肝星細胞株で脂肪蓄積を促進する化合物(変換化合物)を発見した。一方、PPARγアゴニスト、アンタゴニストのあるものは抗腫瘍性があることが知られていた。そこで、今回発見した化合物をPPARγアンタゴニスト、アゴニスト共存下でのガン細胞株に対する抗腫瘍性について検討することにした。ところが、肝癌細胞株HepG2ではPPARγアゴニストのtroglitazoneは5-100 μMの範囲で用量依存的な抗腫瘍性を示さず、また3種のPPARγアンタゴニストのうち、用量依存的な抗腫瘍性を示すものと示さないものが存在し、GW9662の抗腫瘍性が変換化合物では影響を受けないことを確認した。
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