歯周組織再生促進:生体機能性デバイス「純チタンマイクロメッシュ」の開発
研究責任者 |
石幡 浩志 東北大学, 大学病院, 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 従来の歯周組織再生治療は使用されるバリアメンブレンは400μmもの厚みがあり、組織内を占有して再生を阻害、しばしば感染を招き失敗する。本提案は、その問題の核心であるポリマー製バリアメンブレンの欠点を解消した新規生体材料「純チタンマイクロメッシュ」創製し、より完全な歯周組織再生治療を目指す。純チタンを精密加工し、バリア機能を生み出す20μm貫通孔を高密度形成、微細多孔構造を構築し、(50μmの薄さを達成し、歯周組織再生治療に纏わる諸問題を一気に解決するが、この技術は歯科用インプラントに必要な母床骨としての顎骨造成に利用されるチタンメッシュとして用いることも可能で、その際は現行のチタンメッシュの問題である組織癒着を回避できると見られ、整形外科における骨折整復や骨欠損部の補填使用されるチタンメッシュにも応用可能であり、医科分野における発展的事業展開も期待される。
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