研究責任者 |
綱島 均 日本大学, 生産工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究の目的は、可搬型プローブ装置を用いて、地方鉄道のレールの保守管理を実際に行って、レール診断システムとしての実用化を行うことにある。レール診断装置を実用化するために、関東地方A路線、東北地方B路線、関東地方C路線の3つの路線において、可搬型プローブ装置を常時設置して、定期的なデータ収集と分析によるレール診断を実施した。その結果、設定した整備基準に対して、現時点で顕在化した問題はないが今後問題が発生するリスクが高い区間(要注意区間)、現時点でリスクが高く早期の保守が必要な区間(要対応区間)を抽出し、保守を実施することにより、レール状態の管理が有効に行えるようになった。さらに、日本の地方鉄道のレール状態診断を一元管理できることを実証した。
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