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過酸化水素水を酸化剤に用いる触媒的バイヤー・ビリガー酸化反応:ε-カプロラクトンの高効率合成

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 UYANIK Muhammet  名古屋大学, 工学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2010
概要本研究では、バイヤー・ビリガー酸化反応による真に力量のあるε-カプロラクトンの合成プロセスの実現を目指した。その結果、安全・安価で取り扱い容易な市販の3%又は30%過酸化水素水を酸化剤に用い、遷移金属を含まない毒性の少ないアルカリ金属やアルカリ土類金属金属の塩をルイス酸触媒とする環境低負荷型バイヤー・ビリガー酸化反応を開発した。本法はシクロアルカノン、なかでも難度の高いシクロヘキサノンの酸化反応に適用でき、ε-カプロラクトンを高収率かつ高選択的に合成できた。今後、本法の更なる最適化を行い、実用的なスケールアップの実現に向けて研究を続ける予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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