光線力学療法の光増感剤を指向した脂溶性蛍光ホスホニウム塩の開発
研究責任者 |
塩路 幸生 福岡大学, 理学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究は、長波長領域に蛍光及び励起波長を有する蛍光性置換基をもつ脂溶性ホスホニウム塩に電子供与基を結合させることで光誘起分子内電子移動起こす新規の光増感剤あるいは光触媒となり得る化合物を開発することを目的とした。まず、蛍光性置換基として、450 nm付近および600 nm付近に励起波長、500 nm付近および650 nm付近に蛍光波長をもつ蛍光団を選び、それらが結合するホスホニウム塩を合成し、さらに電子供与性の原子団を連結させることで目的とする化合物の合成を試みた。目標とする蛍光特性を有する蛍光性ホスホニウム塩の合成が可能であったが、目的とする化合物の合成には至っていない。今後それらを合成し、細胞殺能力及びその能力のしくみについて明らかにする。
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