発光ダイオードを用いる環境に優しい光酸素酸化反応の実用化への展開
研究責任者 |
多田 教浩 岐阜薬科大学, 薬学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 申請者が開発した芳香環上のメチル基から対応するカルボン酸への光酸素酸化反応は環境負荷が低い新規の酸化反応であり企業化が期待されるが、バッチ式の反応では高濃度の酸素の使用や光の透過性が問題点として残されていた。そこで本反応をマイクロリアクター化することでこれらの問題点を克服することを目標とした。その結果マイクロリアクターを用いることにより、省エネルギーの発光ダイオードからの照射でもバッチ式の反応に比べ短時間で酸化反応が進行することを見出すことに成功した。今後、反応装置及び反応条件をさらに検討することで、目的物であるカルボン酸の効率的な合成を達成する予定である。
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