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任意の微生物に酸耐性を付与するシリカ層形成技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 廣田 隆一  広島大学, 先端物質科学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2010 – 2011
概要Bacillus属細菌の胞子がシリカ層を形成し、この構造体により酸抵抗性を高める効果がもたらされるという過去の知見に基づき、Bacillus属細菌由来のシリカ形成タンパク質(CotG)を用いて微生物の酸抵抗性を高める技術の開発を試みた。2種類のCotGペプチドをグラム陽性細菌の細胞壁溶解酵素由来の細胞壁結合ドメイン(CWB)とそれぞれ融合させた組換えタンパク質を作製した。これらのタンパク質を用いて、バクテリア細胞表層への固定化を行い、シリカ形成処理後、酸抵抗性の変化を調べた。その結果、本手法によっては有意な抵抗性の差は観察されず、CotGペプチドシリカ形成能力の向上、細胞表面上における固定分子の高密度化が必要であることが明らかになった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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