地下水中鉄・砒素・アンモニアの生物学的除去用プレフィルター開発
研究責任者 |
藤川 陽子 京都大学, 原子炉実験所, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本申請で提案のプレフィルターを付けた状態で、以下の目標達成を目指した。1)粒状ろ材を充填した生物ろ過塔においてろ材上層部の固結が減り逆洗浄時のろ材展開率が向上、上部ろ材の逆流流出等の事態が起こらない、2)生物ろ過塔も含めたシステム全体の維持管理作業が簡略・低減化される、3)鉄・砒素・アンモニアなどの除去率が、プレフィルター設置以後、プレフィルター設置以前と比べて同等以上である、4)プレフィルターの初期設置および維持費用が、生物ろ過システム全体の費用から見て適正である。1)、2)については一定の目標が達成できた。ただし、プレフィルターの設置位置や材質により3)について大きな差が生じ課題となった。寒さによるろ過塔の亀裂発生などにより運転期間が不十分で3)、4)について引き続き検討が必要と考える。
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